急性汎発性腹膜炎手術の周術期管理
- 敗血症診療ガイドライン2020 を読み解く-
司 会:遠藤 格 先生(横浜市立大学消化器・腫瘍外科学教室教授)
演 者:小野 聡 先生(新久喜総合病院消化器センター長
東京医科大学 兼任教授)
【プログラム】
ご講演: 「急性汎発性腹膜炎手術の周術期管理
- 敗血症診療ガイドライン2020 を読み解く-」
座談会: 「腹部重症感染症の治療戦略-Beyond Guidelines-」
【ご講演内容】
急性汎発性腹膜炎患者は敗血症、敗血症性ショックに陥りやすくその救命率向上には
適切な周術期管理が重要である。もちろん緊急の外科的処置や適切な抗菌薬の投与は
当然であるが、周術期の主要臓器保護対策やエンドトキシン、各種メディエータ対策も
極めて重要である。一方、敗血症領域での新規薬物療法の有効性に関する大規模臨床治験は
これまでことごとく失敗に終わっている。
そこで本講演では、昨年発刊された日本版敗血症診療ガイドライン2020 を読み解きながら、
現段階での急性汎発性腹膜炎患者に対する周術期管理の実際について報告する。